メンテナンス

ここでは撹拌機を構成する部品ごとに、日常点検方法や故障の兆候、交換時期について解説します。
撹拌機の運転を正常に維持継続して頂くためには日常の点検が不可欠です。
各部の点検時に異常が確認された場合は速やかに修理、交換をお願いします。
※回転部の点検を実施する場合は主電源を切り、撹拌機の停止、周囲の安全を確認の上点検を行ってください。

竪型フランジ取付(モータ減速機、変速機)

  • モータ減速機(変速機)

  • 日常点検
    作動音、電流値、振動、温度に異常がないか確認。
    減速機潤滑油量、漏れ、黒色化の有無の確認(オイル潤滑機種)
    メンテナンス
    オイル潤滑機種(写真左)についてオイル交換(4~8か月に1回)
    グリス潤滑機種(写真右)はメンテナンスフリーの為給脂不要。
    交換時期(交換推奨年数の選定はございません。)
    異音(ガラガラ音)、異常振動、異常発熱、オイル漏れ
    ※小型機種の場合は整備よりも交換の方が安価となります。
  • 本体部

  • 日常点検
    作動音、振動、温度に異常がないか確認。ボルトの緩み確認。
    ベアリング部(オイルシール部)からのグリス漏れ有無の確認。
    メンテナンス
    ベアリング部に4~8ヶ月に1回程度グリス補給(グリスニップル付機種の場合)
    交換時期
    ベアリング及びオイルシール:2年毎、軸シール採用機種についてはシールの種類による。メカニカルシール:2~5年毎、グランドパッキン:0.5~1年毎
    ベアリング及びオイルシールの交換で軸ブレ又は振動が収まらない場合は本体一式での交換を推奨致します。
  • カップリング

  • ベアリング、オイルシール交換時に取外しが必要となります。
    本体部メンテナンス時にボルト類の交換を推奨致します。(左側写真[カップリング接続式]のみ)
  • シャフト、羽根

  • 日常点検
    シャフト
     運転時に軸ブレがないか目視にて確認。
     軸材表面が腐食していないことを確認。
    羽根
     板の破損や削れ、腐食がないか確認。
     固形物の付着、絡みつきが無いかの確認。
     羽根板の破損や固形物の付着等がある場合は軸ブレ・折損の原因となります。
    交換時期(交換推奨年数の選定はございません。)
    軸ブレ、折損等がある場合は機器一式での更新を推奨致します。
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